【ステモン高崎校】ほめて欲しいタイプがある

『最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ』 という本を読んだのですが、人にはどんなほめられ方をしたいかの3つのタイプがあるのだそうです。またそれはこどもの成長過程でも変わってくるそうです。私も普段こどもたちと接していてなるほど~と思いました。タイプがあるのだと知ることでよりその子にあった対応ができると思い今後の参考にしてみたいと思います。

1.いつでもほめてほしいタイプ

安心・安全を求め、人から好かれたい欲求が強いのがこのタイプです。「お母さん、一緒にやろう」「見て!見て!」と言ってきたりします。このタイプには、「うん、一緒にやろう」「えらいね~」といったシンプルな言葉がけが大事です。

子どもたちと接していると、このタイプが一番多い印象があります。友達どうしでも作ったものを「見て!見て!」と見せようとします。教師としては子供らしくてやりやすいです。

2.よく見てほめてほしいタイプ

「自分でやる」と強く主張し、自分の段取りにこだわるタイプです。上手にできたら「やっぱり自分はできる」と有能感を味わいたいタイプです。このタイプには何をどのようにできたか、具体的な言葉でほめてあげることが大事です。

レッスンをやっていて自分のやり方にこだわってなかなかアドバイスを聞いてくれなかったり、手助けを拒否したりする子がいます。結局時間がなくなってうまく作れない場合もあったりします。できたときも淡々としていたりするのですが、そんな時は自分なりに満足感に浸っているのかもしれないなあ、と思いました。今度はもっとがんばったところをよ~くほめてあげたいと思います。

3.とりあえずほめてほしいタイプ

段取りや結果よりも今の気分を重視し、思い立ったらすぐ行動。行動自体を楽しむのがこのタイプです。自分が重要な存在だということを認めてもらいたい傾向があるため、気分が乗っているなら、オーバー気味なほめ方をしてあげる必要があります。「すごい!」「天才!」「ワーオ!」「ブラボー!」などの声掛けやハイタッチで子どもの自己重要感は満たされます。 一方で気分が乗らない場合は無理に声をかけない方が無難です。

ものづくりをしていてもふざけたり、脱線しがちの子がいます。ついつい注意が多くなってしまいますが、ノリノリで作業しているときに声をかけてみたり、集中してやり遂げたとき、もっとテンション高くほめてあげたらよかったのかな~と思いました。

本にも書いてありましたが、自分と別のタイプの子どもに対しては、取り扱いに難しさを感じてしまうことがあるそうです。いろいろなタイプがあると知ることで大きな気持ちで接することができるかと思います。子どもたちの自己肯定感を高められるほめ方をもっと勉強していきたいと思います。