【ステモン高崎校】遠回りが武器になる。無駄な経験はない。

早期教育が大切とも言われます。ステモンの体験会に来ていただくお母さま方の中からも、小学校の高学年でプログラミングを始めたのではもう遅いですか?といったようなご相談を受けることもあります。プログラミングを「技術」してとらえるなら高校や大学に入ってから、あるいは社会人になってから始めても遅すぎるということはないと思っています。小学校でプログラミング教育が必修化されたのは「技術」ではなく、論理的に考えることや分析的に考えることの「姿勢」を早期に身に着ける必要があるからですのでその点はご安心ください。

今日は集中的に早く始める早期教育へのアンチテーゼとなるような本をご紹介します。この本によるとスポーツ選手であっても子供のころから1つの競技に集中したのではなく、多くの競技を経験して成功した人は少なくないそうです。また、偉大な発明には別の領域の知識を応用したものも少なくなく、これからの時代は知識を全く別の領域に適応できるような人が大きな見返りを得られるようになると言っています。さまざまな経験をすることによって出会ったことのない状況へ適応できるようになります。したがって、いろいろなことを経験するのは無駄でなく、ゆっくり自分のやりたいことを見つけても遅すぎるということはありません。

ステモンが行っているSTEM教育はこの本で重視している、1つの領域の知識に縛られることなく広く知識を統合して問題解決にあたる力を育てる教育と言えます。

先日遊園地の乗り物をブロックで自由に作りました。普段のレッスンでは見本もあるのですがこの日はありません。初めての問題に出くわしたときに、知識を統合する応用力が求められます。普段から見本通りでなくオリジナルな仕組みに挑戦している子がいます。時間内にできなかったり失敗も多いです。彼はメリーゴーランドを作りに挑戦しましたがこの日はうまく成功。「はじめはできないかと思ったけどできた!」と目を輝かせていました。失敗も大切な経験。無駄ではなかったと私もうれしく思いました。