【ステモン高崎校】自律する子の育て方
レッスンが2週間お休みなので、久しぶりに教育に関する本を読みました。「自律する子の育て方」という本です。 区立麹町中学校での約3年間にわたる研究の一部をまとめた本で「心理的安全性」と「メタ認知能力」がテーマになっています。「心理的安全性」とは自分を否定されず、ストレスを感じない環境、「メタ認知能力」とは自分のことを俯瞰してとらえることができる能力です。この本では、神経科学をエビデンスにしながら学校教育がどうあるべきかということが論じられています。
教育とは自らを成長させる方法を身に着けさせること、とも言えると思いますがその土台が 「心理的安全性」と「メタ認知能力」ということなのだと思います。 麹町中学校では、
- 「どうしたの?」(「なにか困ったことはあるの?」)
- 「君はどうしたいの?」(これからどうしようと考えているの?)
- 「何を支援してほしいの?」(「先生になにか支援できることはある?」)
という3つの言葉がけを使って、教師が一方的に叱ったりすることでなく、子供たち自らが自分のことを決めていける環境を作っています。
翻ってステモンの教室は 「心理的安全性」が保たれているでしょうか?「メタ認知能力」を育てているでしょうか?
まず「心理的安全性」ですが、ステモンでも生徒が作るものを否定しません。テーマ(例えば風を受けて回る風車を作る)に沿っていれば、どんな形でも構いません。ですので講師もびっくりするようなものができることもあって、講師もいっしょに喜んでいます。
次に「メタ認知能力」ですが、うまくいかなくてイライラしてしまったこと、すごいものができてうれしかったこと、もっとこうすればよかったと思ったこと、これらの経験、体験を通じて、自分がどんなときにうれしいのか、どんなところがよくなかったか、感じながら育ててもらえればよいと思っています。たくさんの経験をしてこそ自分というものが分かるのだと思います。
後半のレッスンもステモンを通じてたくさんの経験をしてもらいたいと思います。