【ステモン高崎校】目標は最初からできるとわかっていることでいい。
最近、子どもの成長に関する議論で自己肯定感というキーワードをよく見かけるようにようになりました。確かに自己肯定感を持つことは自分の人生を幸せと感じるために必須の要素です。一方でこのキーワードが流行る理由は、本当の自分はこんなんじゃないと思う大人たちが多いということかもしれません。
平岩国泰氏の著書『子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門』 によると、 子どもの自己肯定感を育てるためには、初めのうちは、最初からできるとわかっていることを目標にして、できたら認めるというのが最善の方法なのだそうです。
ヤンキースや広島カープで活躍した黒田博樹投手も、目標を達成するための秘訣は「目標を低く設定する。それをクリアする。またすぐ立てる。」と言ってたそうです。これは、イチロー選手が引退会見で「自分のはかりを使いながら、自分の限界をちょっと越えていくことしか、自分を越えていけない。」と言っていたことにも通じます。
黒田選手やイチロー選手のように、生涯にわたって成長し続ける姿勢を身につけるには、小学生のころに「挑戦する」→「成長する」→「承認される」という成長循環プロセスを体に覚え込ませるということが必要で、そのためには高い目標を立てるのではなく、すぐに達成できる目標をクリアすることを繰り返すことから始めたほうがよいのだそうです。